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愛情の次にたいせつな子育てのルール―ドイツ流・子どもの心がわかる本
- 作者: アネッテカスト・ツァーン,Annette Kast‐Zahn,古川まり
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2001/10
- メディア: 単行本
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子どもには尊敬でき、あこがれることができて、安心感のある人が必要 (56p)
悪循環への対策
- 問題行動を子供の得(ラッキー)にしないよう気をつける
- 子どもの話にしっかり耳を傾ける・ 子供が本当に望んでいることを見逃さない
- 親の本心を子どもに伝える努力をする
- 生活のルールを「儀式化」する
- 親のほうから積極的に子どもにかかわる。そうすれば、子どもは「親の関心を引くための戦い」をしない。(84〜85p)
親がやめること
- 愚痴をこぼす
- 「どうして〜なの?」と聞く
- 子どもにお願いをする(子どもに伝えたいことがはっきりしない指示はやめる)
- 子どもを無視する
- 子どもを非難する・罵声を浴びせる
- 子どもをおどす・厳しい罰を与える・体罰を加える
→親が途方にくれていることを子どもに示す態度
親は自分の努力が実らなかったので、子どもに復讐している。
復讐によって自分の怒りやイライラを発散させている。
↓
子どもの自尊心は破壊される。
やがて、子どもはマネをするようになる。
子どもの心には、親への恐怖心と復讐心が生まれる。 (〜151p)
子どもにルールを教える方法
基本―子どもの長所に目を向ける
- 子どもをよく観察して、好ましい態度や正しい行動をとったら必ず注目する
間違いを強調するのでなく、子どもの進歩と善意を強調する
親の嬉しい気持ちを表面に出す
- 長所を声にだしてほめる
ほめたあとは「よけいなひと言はけっして言うまい」と決心する
ステップ1 はっきりしたわかりやすい指示を出す
“傷ついたレコード”のテクニック
子どもの反論にはとりあわない
子どもに何をすべきか具体的な指示を何度もくりかえすステップ2 口で注意するだけでなく、行動を起こす
余計なコメントはしない
罰の予告よりも、楽しい目標を設定
「当然の結果」
「タイムアウト」失敗から学ぶ機会を子どもに与える。「当然の結果」がどういうことか、自分で体験し、痛感する機会を与える。そうしないと、「失敗から学ぶ」ことはできない。親は余計なことは言わず、落ち着いて見守る。どんな悪い結果になるか、子どもに予告してやる必要はない。自分の行動の結果を子ども自身が体験するだけで十分。 (217p)
ステップ3 子どもと契約を結ぶ
自己診断(日記)
計画表・契約書をつくる<自己診断>
- 直さなければならない問題行動は何?
- どのくらいの頻度で問題行動をとる?
- 「当然の結果」はどんなもの?
- 目標やご褒美はどんなものにする?
- どのような成果があった?
- 計画を成功させるために、ほかにできることは?