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お母さん早く早く!と言わないで―子どもの「できる」を引き出す育て方
- 作者: 菅原裕子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/02
- メディア: 単行本
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子どもはだれでも「自分」を持っています。その「自分」に沿った育てられ方をしてもらうことで、その子は自分らしく生きることを学びます。そして、「自分らしさ」はその子の「できる」を引き出したときに表現されるのです。 (26p)
[親が子どもに教える三つの価値観]
- 愛すること
- 責任
- 人の役に立つ喜び
子どもの自己肯定感を育てるためには、
「何がだめか」
「何ができていないか」
「何をすべきか」
を言うのではなく、
「何がよかったか」
「何ができたか」
を伝え、
「どうしたいか」
を聞いてやることです。 (48〜49p)
子どもの時に「今を生きる」ことを学べなかった子は、大人になっても「今を生きる」ことが難しく、今この時の幸せや充実を感じることが下手です。
「今」を子どもの手に返しましょう。せかせることなく、子どもらしい時間を堪能させてやりたいものです。そのためには、不要なしつけをしないことです。十分に遊ばせること。そして、せかせないことです。 (91p)
子どもの仕事は「できる」ことを知ること、親の仕事は子どもの「できる」を確認し、「できたね」と一緒に喜んでやることです。
そのためには、子どもの邪魔をしないことです。極端な言い方をすれば、親は愛する以外の余計なことは何もしないことです。それこそが。子どもへの最高の贈り物になるのです。
(135p)
親の仕事は、子どもがその段階に達する前に、いかにそれが無理かを教えることではありません。子どもが自力でそれを見つけられるまで、待つことです。 (156p)