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勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド (ディスカヴァー携書 022)
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 新書
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インディ⇒インディペンデント=自立
インディの三つの条件
1 年収六百万円以上を稼ぎ、
2 いいパートナーがいて、
3 年をとるほど、すてきになっていく
六百万円というのは、ある意味、女性がハンデなく社会参加するための象徴的な金額
・夫やその家族に「腰掛仕事」と揶揄される心配がない
・パートナーに不満があり、どうしても改善しそうになかったら、離婚もできます
・慰謝料や養育費がもらえなくても生活できるので、不満のある結婚生活を経済的な理由のために続ける必要はない
・賃貸住宅の契約も、住宅ローンも、自分の名義で作ることができます
あなたの自由は、とりあえず六百万円をクリアすることで始まる
ある目的を達成したいと思ったら、その具体的な方法をどんどんと細かいノウハウに落としていって、一つずつ、日常的に実践できるものにする、というのが実は早道なのです (29p)
日常的なちょっとした考え方の変化や習慣の積み重ねが大事(37p)
じょうぶな心を作る四つの心
- 自分の想いで環境を作る
- 周りと調和する
- すべてをゼロイチで考えない
- がんばりすぎない (67p)
じょうぶな心①
- 自分の思っていることが現実になってしまう
「過去はいくらでも、よいものに変えることができる」
「その過去から学ぶことによって、将来をよりよくする」ことも、「その過去があるからこそ、今の自分につながっている」と肯定的にとらえることもできる
過去をどのようなものにするかが、未来を決定する
なぜなら、想いや言葉には魂が宿るから
- 記憶が潜在意識を動かし、私たちの考え方や毎日の行動を決定する
- 身体全体で記憶する
ふだん、私たちが発する一つ一つの言葉や考え方が、少しずつ私たちの身体に蓄積されていき、それが私たちの記憶となって潜在意識を動かし、現実の考え方に影響を与えている
- インディになったつもりでやってみよう!
その1 言い訳をやめる
その2 なぜ自分ばかりが損をするのか、という気持ちを捨てる
その3 目標を持つ
たとえ日々の些細なことでも、目標を持つのと持たないのとでは雲泥の差です
じょうぶな心②
- こざっぱりとした服装・髪型と笑顔を忘れない
- アサーティブに振る舞う
アサーティブトいうのは、自分も相手も大事にする技術
周りと調和するということは、決して迎合することではない
じょうぶな心③
自分が嫌だと思うことや、一見損になりそうなことを避けてばかりいると、実はその後ろにある幸運も見逃してしまう
また、今とても不幸だと思うことがあっても、実はそれが幸運につながると思っていると、不幸なことがあっても、上手にその不幸を乗り切ることができる
成功体験というのはそのときに成功した理由が、自分が考えていることとはぜんぜん違うところにあり、同じ方法をとっても成功するとは限らないのに対し、失敗体験の場合はより再現性があり、同じことを繰り返さないように、より慎重に気を配ることができるようになる
よいことがあっても必要以上に舞い上がらず、かといって悪いことがあっても必要以上に落ち込まない、すべてをゼロイチで考えない
じょうぶな心④
「がんばる」というのは、実は、難しいようで簡単なことです
本当にがんばらなければいけないのは、なぜこんなにがんばらないといけないのかという現実を見つめて、その原因がなんなのかを把握すること
その原因の追究をしないで、ますますがんばってしまっても、ただただ問題が先送りされ、悪循環に陥っていくだけ
がんばればがんばるほど、これまでがんばったことが惜しくなってしまって、ますます今の枠組みでがんばってしまうことになりますが、そもそも、がんばりすぎていること自体に対して、あれ何かおかしい、と気づかなければならないのです
がんばることのもう一つの弊害は、がんばっていると、がんばっている自分に酔ってしまって、客観的な視点を失ってしまいがちになること
がんばっているというのは、あくまで自分が主観的にがんばっているということであって、客観的に成果が出ているかどうかとはまったく別の話
必要なときにはちゃんと目標を決めて、しっかりとがんばる、ということももちろん大事です。がんばることを、「私はこんなにがんばっているのにうまくいかないのは、周りの環境が悪いからだ」という、できないための言い訳としないでほしい
「じょうぶな心」という土台の上に「スキル」という家を建てる
スキルは、訓練や経験からしかえられないものを指し、しかもそれが、他人からみて明らかなものでなければならない
よいスキルが身についてくると、心もどんどんじょうぶになっていく
スキルは決して万能薬ではありませんが、どんなに心がじょうぶでも、残念ながら心は外から見ることはできませんし、履歴書に書くこともできません。でも、スキルという形で他人にわかりやすい力を身につけていけば、仕事の幅も広がるのです
スキルの選び方
・自分が好きで
・他人よりも上手で
・十分に収入が得られる
スキルを学び続けるための四つの力
1 仕事の場で学び続ける力
・自分が成長できる職場を、会社の名前にとらわれずに選ぶ
・メンターをもつ
2 仕事の場の外で学び続ける力
・平日は一日一時間、休日は一日二時間を目安に自分で学び続ける
・英語ができると、年収が1.5倍くらいになる TOEIC730〜860以上
・読書により、本・新聞・雑誌などから職場では手に入りにくい情報を手に入れる。読書そのものが目的ではない
なぜ今さら読書が胎児なのかというと、それは、今も昔も、知っている情報の質と量が、その人の仕事の幅を左右し、チャンスを決定する。世の中に出回っている情報は、お金そのもの。その情報をうまくお金につなげることが、資本主義では、すべての仕事の基本
・少しの時間もニュースを聞くなど「ながら学習」
3 ちょっとだけ人よりも優れた力
・仕事の場で、あなたに仕事を任せよう、というきっかけになるものを身につける
4 お金をコントロールする力
自分でお金を稼げるようになり、賢い使い方をできるようになる
インディになるための6つの約束
・「じょうぶな心」のために
約束1 愚痴を言わない
愚痴を言いたくなったら、問題を整理してみる
愚痴を言いたくなったら、それを無視するのではなく、ちゃんと問題解決をする習慣をつける
本当に大事な2割の愚痴について解決することによって不満の8割を解決していく
2 笑う、笑う、笑う
落ち込んだときは、ゆっくり寝て、太陽の光をたくさん浴びて、笑えばいい。それだけでほとんどのことは解決してしまう
3 姿勢を整える
背筋を伸ばし、猫背にならず、笑顔を忘れずに、しゃきっと、堂々と、振る舞う
よい姿勢には、腹筋と背筋が必要!
・「学び続ける」ために
約束4 手帳を持ち歩く
手帳の役割
1.目標を決める
2.自分のスケジュール管理をして、目標に向かって着実に進む
3.日々、気づいたことを書き込む
手帳にはまず、これから先、目標にしたいことを書く
次に、それに向かって、今年、何をするのかを書く
次に、それに向かって、今月、何をするのか、今週、何をするのか、
そして最後に、今日、何をするのか、と順に書き込んでいく
気づいたことを書き込む
使ったお金を管理する
何か気づいたことは小さな手帳に、目標やスケジュール管理は大きな手帳に
5 本やCDを持ち歩く
6 ブログを開く
学んだことを自分から発信してみる
「学び」というのは、外から情報を仕入れて、自分の中でいったん消化し、それを活用して、別の人とのコミュニケーションや創作活動に生かす、ということの繰り返し
人間は言葉と動作でしか変わることができない
伸びる人、伸びない人の差は、行動力の差であることが大きい
頭がいい人というのは確かによく伸びるのですが、なぜ頭がいい人が伸びやすいかというと、行動力を伴っている人が多いためだと思います
結局、得た知識のうち、言葉に落年、行動に落としたことが、結果につながるわけです。ぜひ速いスピードで、その言動を回してみてください。