奇跡の「きくち体操」 (講談社+α文庫)

奇跡の「きくち体操」 (講談社+α文庫)

人間は病気になると、元気な頃に考えているよりも、心身ともにずっと弱ってしまうものなのです。しかし病を認めて、抱きかかえて、自分で良くしていこうとしない限り、身体はいつまで経っても良くなりません。心が病んでいては、身体は良くならないのです。そのためには自分の枠を取り去り、今の自分を素直に認めること、そして自分の可能性を信じること。つまり、「自分に気づく」ということが必要なのです。  (23p)

あなたの体、あなたの「いのち」から目をそらさないでください。しっかりと向き合ってください。
自分の「いのち」に無関心な人が多すぎます。人間は本来、自分自身を知りたくて、そして知るように生まれてきたのに、自分以外の人やモノに気をとられ、いつの間にか自分自身を見失っているのかもしれません。 (41〜42p)

 

私たちの骨は本来バラバラで、そのバラバラな骨をつなぎとめて私たちの体をこの形に支えているのが筋肉なのです。
また、私たちが意識しないレベルで、体のあらゆる器官を動かし、清明をイジしているのも筋肉の働きなのです。
さらに、立つ・歩く・噛むなど生活を営むために必要ないろいろな動きを可能にしているのはすべて筋肉なのです。こうして考えると、筋肉がなければ私たちが生きていけないということは容易に理解できます。 (89〜90p)

きくち体操の動きのポイント
①体中の筋肉をくまなく動かし、毎日育てる
②動かす部分に意識を集中する                         (126p)