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- 作者: レオ・バボータ
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/08/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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制限を設けて、本質に迫ることだけに集中
人生をシンプルで生産的にする6つの原則
- 制限する
- 本質に迫ることだけを選ぶ
- シンプルにする
- 集中する
- 習慣化する
- 小さくはじめる (11p)
制限値を決め、習慣化する
①現在の回数を把握する→現在の値を把握して、それより低い、理想的だと思う制限値を決める
②1週間試す
③新たな値を試す→②でしっくりこなかった場合
④繰り返して、続ける→自分にぴったりの制限値が見つかったら、ルーチン化するまで続ける
一度制限すると、その中で最善を尽くそうと努力するものだ。「本質に迫ること」だけを選ぶようになり、思考も行動もシンプルになる。それが「制限」の真の力だ。
限りがあるからこそ、「本質に迫ること」だけに集中できる。 (42p)
本質に迫ることだけを選ぶ
はじめにシッカリと選んでから、それ以外の余分な部分を減らす。ただやみくもに減らすだけでは、大事なところまでそぎ落としてしまいかねない。
「本質に迫ること」を見極める9つの質問
①どんなことに価値を感じているか?
②どんなゴールを目指しているのだろうか?
③心から好きなものは?
④何が大切なことなのだろう?
⑤もっともインパクトが大きいことはどれだろう?
⑥長期的にインパクトがあることはどれだろう?
⑦それは「必要なもの」だろうか、それとも「欲しいもの」だろうか?
⑧「本質にせまること」ではないことはなんだろう?
⑨まだ減らせることはないだろうか?
(46〜48p)
シンプルにする
本質に迫ることに集中するためには、「ノー」と言うことが欠かせない (56p)
集中する
- ゴールに集中する
- 「今」に集中する
- 目の前の取り組みに集中する
- ポジティブな考えに集中する
どんな状況にもプラス面を見出す姿勢が大切
与えられたものに感謝する気持ちも忘れないシングルタスクに集中する
一度に一つのタスクに集中して、できるだけシンプルに働けば、心の健康を壊さずに生産性を高めることができる。
①朝一番にもっとも重要なタスク(MIT)をかたづける
②集中の邪魔になるものをすべて取りのぞく
③気が散ったらゆっくり深呼吸して集中しなおす
④割り込んできたしごとは、とりあえず棚上げする
⑤タスクを達成したらスケジュールを見なおす
⑥中断するときは、すぐに再開できるようにしておく
⑦リラックスして楽しもう (64p)
「今」に集中する
「今」に集中するには練習あるのみだ。最初はすぐふらふらと気が散るかもしれない。
「メタ思考」に走ってしまうこともあるだろう。つまり、「考えること」を考えてしますのだ。自分は正しく考えているだろうか、正しく考える方法はあるのだろうか…とあれこれ悩みはじめて、そのうちに「今」はどこかへ行ってしまう。
うまくいかなくても自分を責める必要なんて少しもない。とにかく練習だ。(65p)
習慣化する
あなたが起こした前向きな変化を長続きさせること。人生の改善には不可欠だ。
せっかくの努力を水の泡にしないためには、「増やすこと」をやめよう。
1度に一つに集中して、あなたの全エネルギーをかけて30日間続けよう。
①チャレンジする習慣をひとつだけ選ぶ
②計画を書き出す
③ゴールを公表する
④毎日の成果を報告する
⑤身についたことを祝おう!12の基本習慣 ― ひと月にひとつで一年分
①毎朝3つ、その日の最も重要なタスク(MIT)を決める
②シングルタスクを徹底する
③受信トレイを空にする
④Eメールのチェックは1日に2回だけにする
⑤毎日5〜10分エクササイズする
⑥インターネットの接続を切って仕事する
⑦毎日のルーチンをこなす
⑧野菜とフルーツをたくさん食べる
⑨デスクまわりを整理整頓する
⑩ショート・リストにない頼まれごとに「ノー」と言う
⑪1日15分、家の中をかたづける
⑫「Eメールの返事は5文まで」を守る (〜77p)
小さくはじめる
もっとできるとわかっていても、できる限り簡単なものを、ほんの少しからはじめる (78p)
シンプル・ゴール
・今年のワン・ゴールを設定する。
・次に、1〜2ヵ月で達成可能な最初のサブ・ゴールを決める。
・そして毎週、習慣ゴールを決める。
・最後に、習慣ゴールに向かって少しでも前進していけるように今日のタスクを決めて、MITとする。
むやみにあれこれ手を出して集中力が落ちることもない。「これだ!」と決めた目標の達成に、全エネルギーを注ぎ込める。 (88P)