「新しい考えを取り入れることは簡単である。一番難しいのは、今まで信じてきたことをあきらめることだ」
多くの人は、新しい考え方に触れる機会を持っていると思う。人と会ったり、本を読んだりすることで、新しい発想は常に手に入れることができるからだ。問題は、今までの自分が持っていた、うまく行っていない考え方や行動の癖などを手放せずにいることなのである。また、うまくいかなくなったときに、自分を見つめなおして、客観的に分析して、自分の過去にピリオドを打つことが難しいのである。成長や向上を邪魔するのは、今までの考え方にピリオドを打てないことなのだ。(46p)

成功のために、何より大切なことは、「自分の最高」で挑戦していくことである。しかし、それでも上手くいかないなら、あきらめも肝心。さっとあきらめて方向転換するのも、重要な決断なのである。
できなかったことに対して、たくさんの言いわけをする人がいるが、これについても同じである。あきらめることは、手放すことによって、自分を解放させることなのだと考えると、言いわけを考えるのは無駄な労力だと思う。
言いわけを考えることに、時間や能力を使ってしまっては、本当に必要なことに使う分が減ってしまうではないか。(47p)