子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)

子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)


子どもの人生の主役は子ども自身です。生きているのは子どもで、体験しているのは子どもです。親にできるのは、またやってもいいのは、やるべきことを子どもに見せ、できるようになるまで待つことです。そのためには、子どもが幸せに生きられるよう「枠組み」をつくり、その枠組みの中で子どものコーチになることです。
コーチは決して、選手(主役)にかわってプレーすることはありません。コーチの仕事は、選手の才能を開花させることです。選手がよりよいプレーができるようサポートするのが仕事です。次の3つの条件を満たしたとき、あやは子どものコーチになれます。

  1. 子どもはできることを知っている
  2. 子ども自身がもっとよくなりたいと思っていることを知っている
  3. 子どもが望んでいることが起きるまで待ち、必要なサポートは何でもしようとする柔軟性がある

この条件を満たし、常にこの姿勢を保つことで、親は子どもの尊敬を得ることができます。親としてコートとして、子どもの尊敬を勝ちとらなければ、サポートは難しくなります。また、親が常にこの3つの姿勢を保てば、子どもは愛されていると感じるでしょう。      (40-41p)