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- 作者: 枡野俊明
- 出版社/メーカー: 新講社
- 発売日: 2010/07
- メディア: 単行本
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縁を大切にできない人は、何をするにしてもひとりぼっちです。
協力者がいません。ですから、努力が続かずに途中で挫折するのです。
人との縁を大切にして、支えあってこそ、やり通せるのです。 (94p)
日本人は、あまり自己主張が得意ではありません。こだわりといったものもあまり強くないし、人に押しつけることもあまりしない、どちらかといえば謙虚な民族性です。ある意味、「空っぽ」の民族性なのだと思います。
けれど近年、「西欧家屋=こだわり」が日本にも根づき始めているように見えます。
「こだわり」といえば聞こえはいいのですが、一個人の生き方に置き換えても、これは、ともすると「がんこ」「強情」「いこじ」となりやすいのです。
「空っぽ」とは、言い換えれば、「素直な気持ちで受け入れる」です。
(中略)
下手なこだわりは、せっかくの人生の楽しみを自ずから奪う結果となる場合が多いようです。 (118−120p)