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- 作者: 天外伺朗
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2011/11/01
- メディア: 単行本
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知識は、人間の形成にとってはほとんど意味をもっていない。だから知識の習得を教育の中心にすえてはいけない。むしろ、無意識の表出としての遊びと創造に道を譲るべき。木工・美術・音楽・ダンス・ドラマなどを重視すべき。
文明国には、充分に遊んだ子がいない。子どもが学んでいないと時間を無駄にしているという考えは呪いだ。 《二イル》 (67p)
いまの日本の公教育は、子どもたちにすさまじい我慢と苦痛を強制しているが、その割りに、いっこうに「生きる力」も学力も身につかない。
その理由は簡単だ。
じつは、子どもたちに「苦行を強いる」という教育方針そのものが、成長の勢いを止める力を持っているのだ。 (68p)
人からほめてほしい、という欲求が強くなると子どもたちの心は外に向いてしまい、内側からこみ上げてくる声(内的動機)が聞こえなくなってしまうのだ。
内発的動機に接地できないと、人は「フロー」に入れない。 (82p)
「生きる力」の弱い子の特徴
ルールをよく守り、マナーもよく、おとなしく、聞き分けもよく、友達ともまともに遊べる。
特に大きなトラブルもなく、一見順調に育っていく。
ところが、その内実、積極性やバイタリティーに乏しく、独創性もなく、自己否定が強く、ちょっとしたことでもすぐにめげる。 (163p)
★178pのアレクサンダー・ローエンの考えの図がとても分かりやすい。
ローエンのグラウンディング (180〜181p)
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- 地に足をつける
- 大地に根づく
- 固い基盤に人を降ろす
- 地面との感情的ないしはエネルギー的な接触を確立
- 自分が何者であるか知っている
- 自分がどこに立っているか知っている
- 自己の存在の根本実 に触れる
- 身体、セクシャルティとつながっている
- 喜び、安心感とつながっている
- 肝がすわっている
- 人々とつながっている