おきらく整体の奥谷氏のブログで、
この本の著者達が開発したみわたす手帳が紹介されてて
その関連で探し出したこちらの本を読んでみた。
かなり期待してたんだけど、そもそもスタート地点に違いがあるようで…

もう一回読んでみよ…
図解版のほうのほうが、敷居は低そうな気もする…


かたづけ学の3+1のメソッド
メソッド1 大きく周期をつかまえる(周期のかたづけ学)
  かたづけることに対して、6種類の周期を想定し、それぞれの期間に応じたかたづけ方を見つける
  6つの周期とは、120年、12年、1年、1ヶ月、1週間、1日の周期のこと

メソッド2 小さく5W1Hで考える(5W1Hのかたづけ学)
  自分の成長、住む家、つきあう人、使う者、生きる目的、知識や技術のそれぞれに、
  いつ、どこで、だれが、何に、何のためにどうやって使うのか、どの5W1Hをどうすればいいのかを考える

メソッド3 絶対順位で順番に並べる(絶対順位のかたづけ学)
  やるべきことを5W1Hを基に、順位の種類で分け、5W1Hの主要な要素を中心にその中の順番を決める。
  ①生存順位、②技術順位、③契約順位、④戦略順位、⑤変動順位がある

メソッド+1かたちにして、かたづける(かた、片、形、型、方のかたづけ学)
  ①「かた」はそのままにしておくこと、②どこか一辺に「片」づけること、③意味のあるように「形」づけること、
  ④まったく同じに「型」づけること、⑤思いのままに「方」づけること
  問題ごとにこの5つの方法を組み合わせて、かたづける           (36-37p)

○1日は自分の心と体のかたづけ
  自分の心や体の問題は、1日でかたづけなければなりません。
  食事、子育て、勉強、情報収集、仕事、入浴、睡眠などにかかわることのかたづけ、
  自分の部屋のかたづけ、衣服の交換は1日ごとにします

○1週間は仕事と家事のかたづけ
  仕事と家事のかたづけはだいたい1週間周期で考えます。
  人はそこで生まれた何らかの家族に属しています。仕事をすれば会社などの組織に属します。
  家族の維持や、仕事は1週間が基本です。生協などの注文や冷蔵庫のかたづけなども1週間周期で決める。

○1ヵ月は人間関係のかたづけ
  1ヵ月は、仕事で人に合う周期。
  人と人の問題や約束事をかたづける周期は1ヵ月。
  お給料もクレジットの支払いも、出張に出かけるのも1ヶ月以内で。

○1年は行事のかたづけ
  どんな仕事も一年でかたづける。
  地球の周期は1年です。家族の誕生日も1年ごとに巡ってきます。勉強の期間も1年です。
  1年の行事のスケジュールが決まっていなければ、すべてが散らかってしまいます。

○12年は居場所のかたづけ
  私たちの人生は12年ごとに大きく変化しています。
  自分の器に合った家に住まないとかたづきません。成長に合わなくなる期間は12年です。
  この期間に引っ越しや転職をします。
  国を出ることを考えたり、制度を変えたりする期間、社会的な混乱のおさまる期間も12年でしょう。

○120年は命のかたづけ
  人の寿命は、最長でほぼ120年。自分の命の始まりと終わりをかたづける期間です。
  ちらかっていることが、自分の一生をかけてかたづけることなのかを考えます。
  子育て、健康、家、財産などをめぐってのかたづけは120年で考える。     (38-43p)

新しい情報との出会いの瞬間には、その前と後の頭の中を完全に切り分けるような、強い光が走ります。その後、情報は、もっと自分の姿をはっきりさせようと、いろいろな形をとろうとします。ここから自分の本当の姿を見つけて、普遍的な型になるまでの間には、長い時間が必要です。いったん形になった情報には、5W1Hの索引が必要です。その情報は、いつ必要なのか、どこにあるのか、誰に聞けばいいのか、何に使えるのか、何の目的なのか、どう使うのかがわからなければ、価値は極めて低いものになります。上手な索引ができると、形はいろいろな人に洗練され、型になります。

情報には周期があります。一瞬で消えていく情報もあれば、ある1日を楽しませてくれる映画のような情報、買い物情報のように1週間に一度や1ヶ月に一度役に立つ情報もあります。太陽の黒点の移動や大地震の予測など、12年に一度、一生に何度か発生し、必要になる情報もあります。

それぞれの情報には、重要度や緊急度についての種類と順番があります。それを見つけないと、うまく行動できません。自分の命を守るための情報、そのことで必要な情報、人に頼むための情報、チャンスをつかむための情報、ある瞬間それらの何かに変わる情報に分けて、この順番で並べて使います。      (106-107p)

情報とは、「自分に行動を促すためのデータ」です。こう捉えておけば、情報の散らかる範囲は狭まり、かたづけも楽になります。だから、情報をうかつに受け入れてはいけないということもわかるでしょう。
情報には、いつ、発信されたものなのか、どこから送られたものなのか、だれからだれへ送られたものなのか、何についての情報なのか、どんな目的の情報なのか、どのような行動を促しているものかが、はっきり書かれていなければなりません。それをはっきりさせることが情報をかたづけるための技術です。
情報を、作る立場ではなく使う立場で考えると、かたづいているからこそ情報だ、と言えます。
ちらかっていればただのデータです。実際の使われている情報のかたづけ方は、情報の索引をつくることです。索引をつくり、索引を使いやすいように並べることが、情報のかたづけです。      (109p)